「普段はできない酒林つくり体験」イベントレポート

「東京で新潟さんぽ」連動イベントも7回目を迎えました。
今回はこれまでと趣向を変えて、酒林(さかばやし)を作るという特別企画。

酒林(さかばやし)とは、酒蔵や酒屋の軒先につるされている丸い球のこと。これには、新酒ができたことを知らせる役割もあります。
新酒をしぼる頃に新しい酒林(杉玉)をつるすので、時間とともに緑から茶色へと変化していきます。

2019年1月19日イベント当日は、気持ちいい冬晴れ。今回も会場は表参道・新潟館ネスパスです。

講師は近藤酒造・八代目蔵元 近藤伸一さん

講師として、近藤酒造(新潟県五泉市)の八代目蔵元・近藤伸一さんが登場。
普段なかなか体験できない酒林つくりとあってか、会場はほぼ満席でした。

そして、「東京で新潟さんぽ」イベントには欠かせない存在となった…料理芸人のクック井上。さんと一緒に酒林つくり体験がスタート!


新鮮な青々とした杉の葉を使用し、まずはベースとなる針金に挿していきます。


大人になってから物づくりに集中するひととき。参加者の皆さんも真剣です。

ようやく酒林の完成です!

杉の玉をカットして、ようやく酒林の完成!
参加していたお子様もこの表情。できあがったときの達成感がうれしいのは、子どもも大人も一緒ですね。

近藤酒造の銘酒試飲も!


酒林を完成させた後はお待ちかねの試飲タイム!
今回は、近藤酒造の「菅名岳 大吟醸」「菅名岳 本醸造」を味わいました。


おいしい新潟清酒とおつまみを味わいながら、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。

最後はみんなで記念撮影!

恒例の写真撮影でイベントは終了。日本酒にまつわる、新たな魅力に触れることができた2時間に、参加者のみなさんも大満足だったようです!

 

表参道・新潟館ネスパス
[住所]東京都渋谷区神宮前4丁目11−7
[電話番号]03-5771-7711
[HP]https://www.nico.or.jp/nespace/

ワイン好きにこそ飲んでほしい!ワイン酵母で醸した越後鶴亀の純米吟醸酒

2011年からスタートした「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」
ワイングラスの力を認識し、新たに見いだされた日本酒の魅力を伝えていこうとするコンテストで、2013年、2014年と連続で金賞を受賞した蔵があります。

新潟市西蒲区に蔵を構える越後鶴亀

新潟市の中心部から車を走らせること約1時間。角田山の麓にあるのが、越後鶴亀
昔ながらの和釜(わがま)、甑(こしき)、麹蓋(こうじぶた)など用いて、丁寧な酒造りをしている明治23年創業の酒蔵です。

越後鶴亀は、淡麗辛口といわれる新潟の酒蔵において、米の旨味を生かした純米酒造りに力を注いでいます

写真左から、「越後鶴亀 季節の酒 しぼりたて 純米原酒」「越後鶴亀 純米」「越後鶴亀 ワイン酵母仕込み 純米吟醸」
JR新潟駅・越後湯沢駅にあるお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」の利き酒コーナーで58カ月連続で1位をキープしていたこともある「越後鶴亀 純米」。なめらかな口当たり、米の旨味、適度な酸を楽しめるとあって、県内外の酒好きから支持されています。

ワイン酵母の日本酒に挑戦し続ける横田さん

2014年から杜氏を務める横田 伸幸さん。国家資格である1級酒造技能士検定を主席で卒業。平成27年度新潟酒造技術研究会において実施された利き酒大会において、200名の頂点に立つなど、確かな技術と嗅覚を持つ杜氏です。

横田さんの代表作が「越後鶴亀 ワイン酵母仕込み 純米吟醸」
開発から約3年。試行錯誤を繰り返しながらもやっと完成した一本は、甘さと酸味のバランスが抜群の日本酒です。

ロゴ入りのワイングラスも

「ピュアでナチュラルな味わいを目指しています。二杯、三杯と飲めるような甘みと酸味がありながらも軽めに。香りはグレープフルーツのような柑橘系のニュアンスをイメージしています」
横田さんが話すように、ワイングラスに注いでから、鼻で感じる繊細な香りは、とても華やか。ワイン酵母による生き生きとした酸があり、シャープなキレもあります。でも、しっかりと米の旨味も感じられる。
まさにワインと日本酒の「いいところ」を持ち合わせた一本と言えるでしょう。
ワイン好きは、ワイングラスで。日本酒好きにも試してほしい純米吟醸酒です。

 

 

越後鶴亀
[住所]新潟市西蒲区竹野町2580
[電話番号]0256-72-2039
[営業時間]平日9時~17時
[定休日]土・日曜・祝日、年末年始
[HP]http://echigotsurukame.com/

 

 

 

 

 

生産量の約8割がレギュラー酒! ハイレベルな「普通」を造り続ける南魚沼市・八海醸造の思いとは…

希少性の高い酒、ハイクラスの日本酒は話題になりやすいもの。
一方で普通酒は安く手に入りやすく、味はそこそこというイメージを持っているかもしれません。
しかし、「普段から飲める日本酒にこそ価値がある」と考え、普通酒や本醸造といったレギュラー酒に全力を注ぐ蔵があります。

豪雪地帯の南魚沼市に蔵を構える八海醸造

新潟県南魚沼市にある八海醸造は、大正11年(1922年)の創業から、わずか3代で急成長を遂げた酒蔵です。全国でも高い知名度を誇る八海山の名を広めたのは、普通酒と本醸造の存在があったからこそ。

日本酒にはアルコール添加の量や精米歩合によって規格が定められています。例えば、精米歩合55%が原料米の酒は吟醸酒と表示できますが、こちらでは特別本醸造と定めています。同じく普通酒の「清酒 八海山」も精米歩合60%と高い品質です。

「第二浩和蔵」の製造責任者の棚村さん

「値段が高くてうまいのは当たり前。日常で飲めるものがハイレベルであるべき」と話すのは、製造部 次長の棚村靖さん。
生産量の約8割を占めているという「特別本醸造 八海山」と「清酒 八海山」は、吟醸クラスと変わらない酒造りを行っています。
特に大切にしているのが、麹づくり。昔から酒造りは「一に麹、二に酛(酒母)、三に造り(もろみ)」といわれるほど、麹は重要です。

日本酒の香りや味わいに大きな影響を与える麹。酒蔵の心臓ともいえる麹室での作業は長年の経験と手技が必要となります。
どれだけ規模が大きくなって機械化が進んでも、麹づくりの基本は蔵人の手作業。「フワッと軽やかな麹を目指しています。そういう麹で造る酒は、軽やかな旨味が生まれます。味はしっかりしていて、上品な甘みもあるんです」
いい酒のためには手間を惜しまず、妥協も一切しないのが、八海醸造の身上。

そのこだわりは、もろみにも。吟醸の造りと同じように長期低温発酵を採用。低温をキープし、ゆっくり発酵させることで、雑味のない澄んだ味わいに仕上げています。
「現代の酒造りにおいて大事なのは、最新技術や機械を駆使して、自分たちの求める味わいを表現することです」と語る棚村さん。
機械導入によって生産効率をアップし、さらに分析できることは数値化。伝統の技術と長年の経験が物をいう日本酒造りにおいて、さらに精度を上げていくことで、八海山の味わいを守り続けています。

棚村さんのおすすめは燗酒

晩酌酒の定番「八海山 特別本醸造」(1,242円・720ml)。棚村さんのおすすめの飲み方は燗酒。約40℃のぬる燗が一番おいしいそうです
ハイクラスのレギュラー酒。その実力は飲んで確かめてみて。

 

八海醸造
[住所]南魚沼市長森1051
[電話番号]0800-800-3865
[営業時間]平日9時~17時
[定休日]土・日曜・祝日、年末年始
[HP]http://www.hakkaisan.co.jp/

今が旬の日本酒、「しぼりたて生」が飲みたい!

12月に入り、酒屋さんに並び始める「しぼりたて生」の日本酒。
飲食店でも見かけることが多くなってきます。

毎年11月~3月に登場する「しぼりたて生」

そもそも、「しぼりたて生」とは。
通常日本酒を仕込む過程では「火入れ」と呼ばれる加熱処理を施します。これは劣化を防ぐために欠かせない作業なのですが、「生酒」は加熱処理をしません。さらに、毎年11月~3月の時期にお目見えする「しぼりたて生」は、新酒をしぼってすぐのフレッシュな生酒のことを言います。

今回は佐渡の加藤酒造店をご紹介。
生産された日本酒のうち約7割を島内に出荷している酒蔵です。
代表銘柄の「金鶴」は地元の晩酌に欠かせない一本として愛されています。

おすすめは「金鶴」のしぼりたて生

通常の金鶴(本醸造)は、すっきりとした飲み口で、料理に寄り添う味わいが特徴です。
こちらの「しぼりたて生」は、一口飲むと若々しい香りが広がり、芳醇な旨味とコクが心地いい余韻を残してくれます
本醸造クラスとは思えない完成度で、蔵の丁寧な仕込みを感じることも。
これで920円(720ml)とは、コスパが高い!

試飲はもちろん、こちらでは日本酒を購入することもできます
取材で訪れた日は地元の方々がお気に入りを求めて来店していました。

たたずまいもステキです。入り口には杉玉がつるされていて、「金鶴」の暖簾もいい雰囲気を醸し出しています。なかなか訪れる機会のない、蔵元で日本酒に触れられる場所。旅の目的地として訪れてみてはいかがでしょうか。

 

加藤酒造店
[住所]佐渡市沢根炭屋町50
[電話番号]0259-52-6511
[営業時間]8時30分~19時
[定休日]1月1日・2日
[駐車場]あり

「酒サムライのレイチェル・チャン&料理芸人・クック井上。による新潟清酒NEW WORLD」イベントレポート

大好評の「東京で新潟さんぽ」連動イベント。11月20日に開催された第3回はラジオパーソナリティーで、酒サムライかつ名誉唎酒師酒匠でもあるレイチェル・チャンさんが登場!

今回の会場は表参道・新潟館ネスパスB1Fにある「お食事処 新潟・食楽園」

東京で新潟の郷土料理を味わえる数少ないスポット。
新潟県内の定番酒、季節限定酒などを常時そろえていて、多くの日本酒ファンが訪れます。

越後鶴亀(新潟市西蒲区)の自信作がずらり

この日、紹介された酒蔵は明治23年創業の「越後鶴亀」。あえて純米造りにこだわり、米の旨味を追求している蔵です。
乾杯酒は蔵の自信作の「越後鶴亀 ワイン酵母仕込み 純米吟醸」。

ワイングラスで乾杯!

ワイングラスでおいしいアワード金賞受賞蔵ということもあり、ワイングラスで乾杯しました。
ワイン酵母仕込みの日本酒は、キリッとした酸味と程よい甘みが特徴的。口当たりも心地よく、乾杯にぴったりのお酒でした。
このほかにも「越後鶴亀 純米酒」「ひやおろし 純米 熟成酒」「越後鶴亀 生もと 純米吟醸」がお目見え。

クック井上。さんも大満足!

前回に引き続き参加いただいた料理芸人・クック井上。さんもこの笑顔。
オープニングから会場は盛り上がっていました。

豪華な料理にも大歓声が!

日本酒に合わせる料理も豪華!
クック井上。さんが考案した「あっさり肉豆腐」「10分!ブリの照り焼き」はレシピの紹介もあり、参加者はトークに聞き入っていました。

レイチェル・チャンさんによる簡単おつまみも登場。「味わい栃尾油揚」「舞茸のマリネ」は、どちらも手軽に作れる一品で、お酒と抜群の相性!

イベントには越後鶴亀の高橋秋宏さんの姿も。参加者たちと日本酒談義で盛り上がる場面もあり、なごやかな雰囲気の中でみんなが楽しんでいました。

ゲストとの交流も!

会が進むにつれて、レイチェル・チャンさんとクック井上。さんの2名も各テーブルを回って、参加者たちと杯を交わしていました。
「日本酒が好き」という思いがあれば、初対面でもこれだけ楽しめるんです!

ラストは恒例の写真撮影。お気に入りの銘柄を持ったり、越後鶴亀の法被(はっぴ)を着たりと、笑顔でイベントは終了。
新潟の日本酒と料理の魅力を満喫できる、あっという間の2時間でした!

 

お食事処 新潟・食楽園
[住所]東京都渋谷区神宮前4丁目11−7 B1
[電話番号]03-5775-4322
[HP]http://niigata-shokurakuen.com/

「RiCE編集長&FPM田中氏&クック井上。氏と! 新潟の新酒飲み比べの会」イベントレポート

「東京で新潟さんぽ」の連動イベント第2回「新潟清酒トーク&飲み比べの会」が2018年10月20日に開催されました。

イベント会場は表参道・新潟館ネスパス

開催場所は、新潟の魅力を発信するアンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス」の3F 展示・交流スペース。
料理芸人のクック井上。さんをはじめ、音楽プロデューサーやDJとして活躍する田中知之(FPM)さん、フードカルチャー誌「RiCE」編集長の稲田浩さんが、トークゲストとして登場しました。

3人がつけている前掛けは、なんとこのイベントオリジナル!

3名とも世界の食事情に精通しているだけあって、トークは面白い展開に。食のトレンドやカルチャー的な側面から見た新潟清酒の話題は、初めての発見もたくさんありました。

飲み比べの日本酒は近藤酒造&DHC酒造

参加した酒蔵は近藤酒造(五泉市)DHC酒造(新潟市北区)の2蔵。
近藤酒造からは、大吟醸 菅名岳(すがなだけ)純米吟醸 越乃鹿六(こしのかろく)
DHC酒造は、純米吟醸 無濾過原酒 嘉山(かやま)純米吟醸 悠天(ゆうてん)
それぞれの蔵の個性が出ている特徴的な4本を飲み比べ。

参加者と酒蔵の方がコミュニケーションを取れるのもこのイベントの醍醐味。
味わいの違い、蔵の歴史、料理との楽しみ方など、普段ではなかなか聞くことができない話に、みなさん興味津々!

静香庵料理長&クック井上。さん考案の一品も!

クック井上。さんがレシピを考案した、かんずりdeピリッと和風油淋鶏
日本和食店「静香庵」山田料理長による、「かきのもと」と「舞茸」のおひたしおけさ柿のなます車麩の唐揚げ
日本酒に合わせるおつまみ4品が登場しました。新潟の旬食材を取り入れた繊細な味わいの静香庵料理長の一品、クック井上。さんのアイデアがつまった油淋鶏、どちらも日本酒との相性は抜群!

新潟清酒クイズ大会も大盛り上がり!

イベントの後半には、新潟清酒クイズ大会の開催も!
参加者はもちろん、ゲストも参加。みなさん真剣に答えているのが印象的でした。

ラストは記念撮影で大団円!

惜しくも途中で帰られた方々もおりましたが、最後はみんなで記念撮影!
酒蔵の前掛けや法被(はっぴ)を着用してくれている参加者の方もいて、新潟清酒愛が伝わってきますね

 

表参道・新潟館ネスパス
[住所]東京都渋谷区神宮前4丁目11−7
[電話番号]03-5771-7711
[HP]https://www.nico.or.jp/nespace/